1.神の人との繋がりを誇ります。
「『われわれの先祖はアブラハムだ。』」マタイ3:9
2.うわべの義を誇ります。
「『もしあなたがたの義が、律法学者やパリサイ人の義にまさるものでないなら、あなたがたは決して天の御国に、はいれません。』」マタイ5:20
3.罪人と交わりを持とうとしません。
「『なぜ、あなたがたの先生は、取税人や罪人といっしょに食事をするのですか。』」マタイ9:11
4.禁欲的です。
「『私たちとパリサイ人は断食するのに、なぜあなたの弟子たちは断食しないのですか。』」マタイ9:14
5.些細なことでも人々に対して批判的です。
「すると、パリサイ人たちがそれを見つけて、イエスに言った。『ご覧なさい。あなたの弟子たちが、安息日にしてはならないことをしています。』」マタイ12:2
6.規則よって生きます。
「そこで彼らはイエスに質問して、『安息日にいやすのは正しいことでしょうか。』といった。」マタイ12:10
7.嫉妬や妬みに駆られて行動します。
「パリサイ人は出ていって、どのようにしてイエスを滅ぼそうかと相談した。」マタイ12:14
8.他の人に関して疑り深く、思わしくないことを想定します。
「これを聞いたパリサイ人は言った。『この人はただ悪霊どものかしらベルゼブルの力で、悪霊どもを追い出しているだけだ。』」マタイ12:24
9.話す言葉に気を配りません。
「『この人はただ悪霊どものかしらベルゼブルの力で、悪霊どもを追い出しているだけだ。』」マタイ12:24
10.宗教という名のもとに、家庭での責任を果たしません。
「神は『あなたの父と母を敬え。』また…それなのに、あなたがたは、『だれでも、父や母に向かって、私からあなたのために差し上げられる物は、供え物になりましたと言う者は、その物をもって父や母を尊んではならない。』と言っています…」マタイ15:1~9
11.すぐに腹を立てます。
「そのとき、弟子たちが、近寄って来て、イエスに言った。『パリサイ人が、みことばを聞いて、腹を立てたのをご存知ですか』…彼らのことは放っておきなさい。」マタイ15:12~14
12.霊的に盲目です。
「『彼らは盲人を手引きする盲人です。もし、盲人が盲人を手引きするなら、ふたりとも穴に落ち込むのです。』」マタイ15:14
13.偽善者です。
「『パリサイ人のパン種に気をつけなさい。それは彼らの偽善のことです。』」ルカ12:1
14.言葉巧みに人を罠にかけようとします。
「パリサイ人たちがみもとにやって来て、イエスを試みて、こう言った。『何か理由があれば、妻を離別することは律法にかなっているでしょうか。』」マタイ19:3
15.頑なな心の持ち主です。
「『この民は、口先ではわたしを敬うが、その心は、わたしから遠く離れている。』」マタイ15:8
16.人々が他の人を褒め称えることを快く思いません。
「ところが、祭司長、律法学者たちは…また宮の中で子供たちが『ダビデの子にホザナ。』と言って叫んでいるのを見て腹を立てた。」マタイ21:15
17.知識は豊富ですが、神への従順さがありません。
「『律法学者、パリサイ人たちは、モーセの座を占めています。ですから、彼らがあなたがたに言うことはみな、行い、守りなさい。けれども、彼らの行いをまねてはいけません。彼らは言うことは言うが、実行しないからです。』」マタイ23:3
18.人々に説教することを、自分では実行しません。
「『彼らは言うことは言うが、実行しないからです。』」マタイ23:3
19.人に重い荷を負わせます。
「『また、彼らは重い荷をくくって、人の肩に載せ、自分はそれに指一本さわろうとはしません。』」マタイ23:4
20.人からの名誉を求めます。
「『彼らのしていることはみな、人に見せるためです。』」マタイ23:5
21.身につけるものが神聖さを意味すると考えます。
「『経札の幅を広くしたり、衣のふさを長くしたりするのもそうです。』」マタイ23:5
22.名誉ある地位や肩書を愛します。
「『会堂での上座が大好きで、人目をひく位置を好み、公でもてはやされては得意になります。また栄誉ある称号を喜び、先生や牧師と呼ばれることを好みます。』」マタイ23:6~8 英語詳訳聖書
23.人々を滅ぼします。
「『あなたがたは、人々から天の御国をさえぎっているのです。自分もはいらず、はいろうとしている人々をもはいらせないのです。』」マタイ23:13
24.貧しい人々を利用します。
「『あなたがたは、やもめたちの家を食いつぶしていながら…』」マタイ23:14
25.公の場では長い感動的な祈りをします。
「『…見えのために長い祈りをするからです。』」マタイ23:14
26.宣教しながら、自分よりも倍悪いゲヘナの子を作ります。
「『改宗者をひとりつくるのに、海と陸とを飛び回り、改宗者ができると、その人を自分より倍も悪いゲヘナの子にするからです。』」マタイ23:15
27.神からの啓示なしに、聖句を解釈します。
「『わざわいだ。目の見えぬ手引きども。おまえたちは言う。『だれでも、神殿をさして誓ったのなら、何でもない。しかし、神殿の黄金をさして誓ったのなら、その誓いを果たさなければならない。』…また、神殿をさして誓う者は、神殿をも、その中に住まわれる方をもさして誓っているのです。』 」マタイ23:16~22
28.律法に書かれてい内容を杓子定規に解釈します。
「『おまえたちは、はっか、いのんど、クミンなどの十分の一を納めているが、律法の中でははるかに重要なもの、正義とあわれみと誠実を、おろそかにしているのです。』」
マタイ23:23
29.正義や憐れみ、誠実さがありません。
「『律法の中でははるかに重要なもの、正義とあわれみと誠実を、おろそかにしているのです。これこそしなければならないことです。』」マタイ23:23
30.蚊は漉して取り除きますが、ラクダは飲み込みます。
「『ぶよは、こして除くが、らくだは飲み込んでいます。』」マタイ23:24
31.うわべだけの良い証しに固執します。
「『偽善の律法学者、パリサイ人。おまえたちは杯や皿の外側はきよめるが、その中は強奪と放縦でいっぱいです。』」マタイ23:25~26
32.人の犯した悪を自分たちはするわけがないと言い張ります。
「『偽善の律法学者、パリサイ人。おまえたちは預言者の墓を建て、義人の記念碑を飾って、『私たちが、父祖たちの時代に生きていたら、預言者たちの血を流すような仲間にはならなかっただろう』と言います。』」マタイ23:29、30
33.神の預言者を迫害します。
「『だから、わたしが預言者、知者、律法学者たちを遣わすと、おまえたちはそのうちのある者を殺し、十字架につけ、またある者を会堂でむち打ち、町から町へと迫害して行くのです。』」マタイ23:34、35
34.人の意見を気にします。
「『ヨハネのバプテスマは、どこから来たものですか。天からですか。それとも人からですか。』すると、彼らはこう言いながら、互いに論じ合った。『もし、天から、と言えば、それならなぜ、彼を信じなかったか、というだろう。しかし、もし、人から、と言えば、群集がこわい。彼らはみな、ヨハネを預言者と認めているのだから。』そこで、彼らはイエスに答えて、『わかりません」と言った。」マタイ21:25~27
35.金銭を愛します。
「さて、金の好きなパリサイ人たちが、一部始終を聞いて、イエスをあざ笑っていた。」ルカ16:14
36.自分は人より勝っていると思っています。
「自分を義人だと自任し、他の人々を見下している者たちに対しては、イエスはこのようなたとえを話された。『ふたりの人が、祈るために宮に上った。ひとりはパリサイ人で、もうひとりは取税人であった。パリサイ人は、立って、心の中でこんな祈りをした。神よ。私はほかの人々のようにゆする者、不正な者、姦淫をする者ではなく、ことにこの取税人のようではないことを、感謝します。』」ルカ18:9~11
37.自分の義を信じています。
「自分を義人だと自任し…」ルカ18:9
38.人を見下します。
「他の人々を見下している者たちに対しては、イエスはこのようなたとえを話された。」ルカ18:9
39.人の上に自分を持ち上げます。
「『あなたがたに言うが、この人が義と認められて家に帰りました。パリサイ人ではありません。なぜなら、だれでも自分を高くする者は低くされ、自分を低くする者は高くされるからです。』」ルカ18:14
40.自分の偉業を自慢します。
「『神よ。私はほかの人々のようにゆする者、不正な者、姦淫をする者ではなく、ことにこの取税人のようではないことを、感謝します。私は週に二度断食し、自分の受けるものはみな、その十分の一をささげております。』」ルカ18:11、12
41.人を非難、告発します。
「『すると、律法学者とパリサイ人が、姦淫の場で捕らえられたひとりの女を連れて来て、真ん中に置いてから、イエスに言った。『先生。この女は姦淫の現場でつかまえられたのです。モーセは律法の中で、こういう女を石打ちにするように命じています。ところで、あなたは何と言われますか。』」ヨハネ8:3~6
42.実際はサタンが自分の父であるにもかかわらず、神が自分たちの父であると思っています。
「『神がもしあなたがたの父であるなら、あなたがたはわたしを愛するはずです。…
あなたがたは、あなたがたの父である悪魔から出た者であって、あなたがたの父の欲望を成し遂げたいと願っているのです。』」ヨハネ8:42、44
43.嘘つきであり、人殺しです。
「『あなたがたは、あなたがたの父である悪魔から出た者であって、あなたがたの父の欲望を成し遂げたいと願っているのです。悪魔は初めから人殺しであり、真理には立ってはいません。彼のうちには真理がないからです。彼が偽りを言うときは、自分にふさわしい話し方をしているのです。なぜなら彼は偽り者であり、また偽りの父であるからです。』」ヨハネ8:44
44.自分たちに従わない人を迫害します。
「彼らは答えて言った。『おまえは全く罪の中に生まれていながら、私たちを教えるのか。』そして、彼を外に追い出した。」ヨハネ9:34
45.自分たちができない奇跡を行う人に嫉妬します。
「そこで、祭司長とパリサイ人たちは議会を招集して言った。「われわれは何をしているのか。あの人が多くのしるしを行っているというのに。…そこで彼らは、その日から、イエスを殺すための計画を立てた。」ヨハネ11:47、53
46.自分たちのやり方を行わないという理由で、神の人を裁きます。
「すると、パリサイ人の中のある人々が、『その人は神から出たのではない。安息日を守らないからだ。』と言った。」ヨハネ9:16
47.神にしるしを求め、神を試します。
「そのとき、律法学者、パリサイ人たちのうちのある者がイエスに答えて言った。『先生。私たちは、あなたからしるしを見せていただきたいのです。』」マタイ12:38
48.行き惑う罪人を顧みることができません。
「『…だが、律法を知らないこの群集は、のろわれている。』」ヨハネ7.49
49.神のみことばよりも慣わしを重視します。
「『あなたがたは、自分たちの言い伝えを守るために、よくも神の戒めをないがしろにしたものです。』」マルコ7:9
50.自分を正当化します。
「『あなたがたは、人の前で自分を正しいとする者です。しかし神は、あなたがたの心をご存じです。人間の間であがめられるものは、神の前で憎まれ、きらわれます。』」ルカ16:15
この本について
パリサイ人は律法の外的な戒めを忠実に守りながら、熱心にミッショナリーに出かけていました。あなたも彼らのようになっている可能性があります。神聖さを追求する福音主義の信仰者は、知らず知らずのうちにパリサイ人になってしまう危険があるのです。
パリサイ人の霊はキリストの霊とは正反対なので、大変危険です。私たちが、邪悪な霊を拒むのと同様、パリサイ人の霊にも決して甘んじてはいけません。福音書には、パリサイ人の五十の特性が書かれており、今回それを本にまとめました。