申命記11:18-21(KJVバージョン)には以下のように書かれています。「 私の言葉をあなたの心に据えなさい、そうすれば地上でのあなたの毎日が 天国の日々のようになります。」
天国の日々とはどのような日々でしょうか?
天国には争いや紛争がなく、平和と喜びしかありません。そして愛があります。
神は、私たちがそのような日々を送る家庭を築くことを強く望んでおられます。
聖書はアダムとエバの結婚から始まり、キリストと彼の民である教会との結婚で終わります。神が、アダムとエバの最初の結婚を定めた時、神は、彼らの結婚生活の日々が、地上における天国の日々になるようにと願っていました。彼らの最初の住まいはエデンという園でした 。しかしサタンは現れ、彼らの家を地獄に変えてしまいました。そして今日も、世界中には地獄の様相を呈する家庭がいたるところにみられます。
しかし、神に感謝します。これで終わりというわけではありません。アダムが彼の住まいであるエデンで罪を犯すと、すぐに神は、サタンが作り出す様々な問題を解決に導くため、御子を遣わすことを約束されました。そしてそれは〝神は常に私たちの側に立ち、共に悪に立ち向かってくださる〟という素晴らしい事実を示しています。
神がアダムの罪のためにこの地を呪われる前、神は「サタンの頭を踏み砕く子が、ある女性から生まれる」と言われました。それは神が彼らに罰をお与えになった、まさにすぐ後のことでした。また、それは悪魔が来て事を混乱させている中でも、神が彼らの味方となってサタンに対抗してくださるという二人への神のメッセージでした。
悪魔が各家庭でどんな問題を引き起こしても全く問題ではありません。なぜなら神がそのような家庭、家族を助け、回復に導いてくださるからです 。神は各家庭を本来ご計画された家庭の姿、つまり"地上で天国の日々を体験できるような場所"に戻そうと働いておられます。
そしてキリストが来られ私たちを贖ってくださった今、そのことがまさに可能になりました。そこでお互いを愛することについて3つのことをお話ししたいと思います。
1.愛は感謝の気持ちを表すことです。
神が、結婚における愛について一貫して記している書があります。それは雅歌です。全ての夫婦の方、お二人ともその本を熟読するべきです。
全能の神が夫や妻に、お互い向き合って話しをすることをどれほど願っておられるかがよくわかります。そして、その本は他の書と同様、 私たちに強いメッセージを与えてくれます。この本からいくつかの抜粋を読んでみてください。私たちは皆、夫や妻としてお互いに感謝することを学ぶことができます。
私たちは普段、すぐに他者を非難してしまいがちですが、他者に感謝を伝え、言い表すにはとても時間がかかります。またいつも他者の中に間違いや誤りを見つけようとします。それらは人間の持つ性質です。そして、それは私たちを批判しようとする者、つまりサタンが私たちの中で足場を得るところであるのです。
しかし、神が私たちの中に足場を立てられると、私たちは他の人の中に感謝すべきことを見つけようとします。この点に注目して一度自分の行動を吟味してみてください。
では雅歌(メッセージ バイブルより)で夫が妻に言っていることを見てみましょう。
「頭の先からつま先まで愛しいあなた、あなたは美しい。他には類を見ない美しさと完璧さ。私が夢中になるほどの麗しさ。 あなたの声は艶やかで、あなたの顔は眩い。あなたの内側も外側もその美しさは完全。私の真の友よ。あなたは楽園のようだ。そして私の心をつかんだ。あなたが私を見た時、私は恋に落ちた。たった一目で私の全てが完全に捕らえられてしまった。あなたを見る時のこの気持ち、ただ私はあなたに夢中だ。 あなたのような人は他にはいない。この地球上で今までもいなかったしこれからもいない。あなたは最高の女性だ。」
次に妻が夫に言っている事をみてみましょう。彼女の夫に対する答えです。
「愛する人、あなたは本当にすてきな方。他に誰もいない。たった一人あなただけ。あなたは金のようで強く頑丈な山のよう。あなたの言葉は暖かく心強い。 あなたの言葉は口づけのようであり、あなたの口づけはあなたの言葉と同じ。あなたの全てが私の喜び。あなたによって何度も私の胸は高鳴り心が弾む。私はあなたが愛おしくてたまらない。あなたがいないことは私の痛み。あなたを見ると私はあなたに手を伸ばし、あなたを強く抱きしめる。絶対に離したくないあなた。私はあなただけのもの。そしてあなたは私の唯一の愛しい人であり、唯一の愛する男性です 。」
2. 愛は素早く許すことです。
結婚には、常に夫と妻の間に問題があります。しかし、あなたがこれらの問題をそのままにしておくと、事態はますます悪化します。朝あなたの足にトゲが刺さったら、夕方まで待たずにすぐにそれを取るでしょう。 あなたがパートナーを傷つけたら、あなたは彼/彼女に棘を突き刺したことになります。すぐにその棘を取り出してください。すぐに許しを求め、すぐに相手を許しましょう。
3.愛は2人で一緒に事を行うことです。
悪魔がエバを誘惑するためにエデンの園に来た時、彼女がもし「決断を下す前に夫に相談させてください」とサタンに返していたら、人類の歴史はどれほど違うものになっていたでしょうか。
神が、このエバに相談するにふさわしい夫を与えられたにも関わらず、自分一人で決断してしまったために、世界中様々な問題で溢れかえっています。
愛は共に事を行う事です、1人よりも2人の方が優れているからです。